「パソコンが重くて、取引に集中できない」
「注文しようとしてもなかなか注文がスムーズに通らない」
でも1分1秒が大事なトレードでパソコンが足を引っ張るなんてことはないように環境を整えることもトレーダーの第一歩とも言えます
トレードにおすすめのパソコンは?
スマホだけで勝てている凄腕トレーダーさんをSNSでよく見かけますが、普通のトレーダーさんはパソコン画面にチャートを表示してトレードしているって方がほとんどだと思います。
ただしパソコンと一言で言ってもデスクトップかノートか、WindowsかMacかという問題もありますが、海外FXにおいてMT4(もしくはMT5)使用を前提に考えると私りぃchanは「Windows10のデスクトップパソコン」をおすすめします。
windows7や8をまだお使いの方もいらっしゃるかと思いますが、すでにマイクロソフト社のサポート期間が終了していますのでセキュリティに不安を抱えたままでのトレードはあまり良いとは言えません。それならばいっその事、新しいパソコン購入を検討してみてはいかがでしょうか。
そしてトレード用パソコンは今流行のゲーミングPCと比べるとそれほどハイスペックである必要がありません。予算的に10万円もあれば十分です。トレードだけでなくゲームもやりたいという方も(フォートナイトやエイペックスなどハイスペックパソコンが必要なもの以外)ミドルスペックのパソコンで遊べますので安心してください。
予算10万円で買えるトレード用パソコンの構成
予算10万円あればミドルスペックのパソコンが購入可能です。
古いパソコンですとMT4でチャートを複数開いたり、インジケータを複数導入すると重くて使い物にならないということもありますが、ミドルスペックのパソコンであればトレードはもちろんyoutubeなどのネット動画の鑑賞やメール、wordやExcelと言った事務作業などもサクサクと処理する能力があります。また最近はSSDが搭載されていますので、パソコンやソフトの起動時間も大幅に短縮されて快適です。
CPUは何を選べばいい?
CPUはパソコンの頭脳です。
一時期はインテルのCPUの独占状態ですが、AMDが安価で高性能なCPUを発売して性能と価格を争うようになりました。
そして選ぶCPUですがインテルだとi5 10400以上、AMDだとRyzen5 3600以上になります。これらのCPUは6コア12スレッドですので必要十分な性能です。これ以上高性能なCPUもたくさんありますので、予算に合わせて選んでください。
ベストバイはintel Core i5 10400F、AMD Ryzen5 3600X
メモリーは何G必要?8GBでも大丈夫?
メモリーは標準で8GBというのが多いですが、できたら16GB積んだ方が良いです。
MT4だけで他のソフトは開かないというならば4GBでも動作はしますが、メモリーに余裕がないとパソコンの動作は重くなるので余裕があった方が快適です。
私りぃchanは色々ソフトを立ち上げて使っているので余裕をもってメモリーを32GB積んでいますが、まず普通の用途だと16GBも積めば十分です。
そして購入の時には2枚セットのを買いましょう。(メモリーは同じ規格同じ容量のものを2枚刺し(4枚刺し)するとデュアルチャンネルという高速なデータ処理を実現できます。)
DDR4-2666以上のメモリーを8GB×2で16GB積みましょう
SSDとハードディスク、どちらを選べばいいの?
これはもう迷う必要ありません!SSD一択です!!
古いパソコンでもハードディスクからSSDに換装するだけで起動時間などが高速になります。
CPUを高性能なものに替えたり、メモリーを増設するよりも体感的にわかるくらい劇的に速くなります。
そしてこのSSDなんですが、最近のものであればm.2という規格のものがあります。これはチップが実装された基盤のようなものです。(メモリーみたいなもの)
これをm.2スロットに刺すだけで良いので、以前のHDDや2.5インチSSDと違いケーブル類がまったく必要ありませんのでパソコン内部がスッキリします。
急速に普及していますので値段がどんどん下がっていますが、容量の大きなものはまだまだ高価です。
予算的に一番バランスが良いのは500GBです。データ保存用にHDDが用意できるならば256GBでも足りますが、128GBはOSだけでぎりぎりなのでおすすめしません。
ベストバイはm.2の500GBです。予算が許せば最初から1GBにした方が後々困りません
ビデオカードは必要あり?なし?
GPU(グラフィック機能)内蔵のCPUならばなくても大丈夫ですが、最近販売されている高性能なCPUにはGPUが内臓されていません。
CPUに内臓されたGPUはビデオメモリーをメインメモリーから割り当てますので、メインメモリーが8GB以下ですと動作が重くなる可能性もあります。それにそもそも性能がそれほど高くありません。
トレーダーはモニターを複数設置する方も多いと思われます。そういったマルチモニター化する場合やゲームも遊びたいと考えている方はビデオカードは別に用意した方が良いと思います。
ビデオカードは高性能なものは10万円以上と値段も高いのでNVidia GTXシリーズなら1650以上がおすすめです。(AMDにはRadeonシリーズもありますが、拘りがなければNVidia製のを選びましょう。)
ビデオカードは性能だけでなく、接続端子の種類と数も大切です。安価なビデオカードはDVI、HDMI、DPがそれぞれ1個で3系統しか繋げません。なるべくならば、HDMI、DP×3と4系統繋ぐことが可能な上位モデルを選びましょう。
ベストバイは値段と性能のバランスが良いNVidia GTX1660 SUPERです(接続端子を確認するのを忘れずに!)
電源容量は何ワット必要?80PLUS認証って何?
メーカー製パソコンやBTOパソコンは気にする必要ありません。
でも自作する方には電源ユニットは結構大切です。
まず容量です。
最低限500W以上のものを選んでください。今後、増設する可能性がある方は最初から余裕をもって750Wくらいを選んでおくと幸せになれます。
80PLUS認証は電力変換効率のことですが、安価なブロンズで全然問題ないです。もちろん予算に余裕があればゴールド以上を選んでください。
それ以外にもケーブルが取り外し可能なプラグインモジュールを選ぶ方が良いと思います。パソコン内部がケーブルでごちゃごちゃになる可能性が少し減ります。
またビデオカード用、マザーボード用のケーブルが合わないこともあるので購入の際には注意が必要です。(もし違っていても変換ケーブルで対応可)
最低500W以上のものを。プラグインモジュールの電源がおすすめです
りぃchanセレクト!予算10万円のトレード用パソコン(AMD版)
今まで解説してきたポイントを踏まえてPCパーツを選んでみました。
※12/7現在の価格comでの価格です
CPU | AMD Ryzen 5 3600 BOX | ¥25,280 |
メモリー | Corsair CMK16GX4M2A2666C16 [DDR4 PC4-21300 8GB 2枚組] | ¥6,436 |
マザーボード | ASUS TUF B450M-PLUS GAMING | ¥7,500 |
ビデオカード | ZOTAC ZOTAC GAMING GeForce GTX 1660 SUPER Twin Fan ZT-T16620F-10L | ¥25,980 |
SSD | crucial P1 CT500P1SSD8JP | ¥6,280 |
ケース | Thermaltake Versa H17 CA-1J1-00S1NN-00 | ¥2,979 |
電源 | ANTEC NeoECO Classic NE550C | ¥5,282 |
OS | マイクロソフト Windows 10 Home 日本語版 HAJ-00065 | ¥15,028 |
合計 | ¥ 94,765 |
りぃchanセレクト!予算10万円のトレード用パソコン(Intel版)
続いてCPUをIntelにしてパーツを選んだものがこちらです。
INTEL信者の方はこちらを選んでください。
※12/7現在の価格comでの価格です
CPU | インテル Core i5 10400F BOX | ¥25,280 |
メモリー | Corsair CMK16GX4M2A2666C16 [DDR4 PC4-21300 8GB 2枚組] | ¥6,436 |
マザーボード | ASUS PRIME B460M-A | ¥10,098 |
ビデオカード | ZOTAC ZOTAC GAMING GeForce GTX 1660 SUPER Twin Fan ZT-T16620F-10L | ¥25,980 |
SSD | crucial P1 CT500P1SSD8JP | ¥6,280 |
ケース | Thermaltake Versa H17 CA-1J1-00S1NN-00 | ¥2,979 |
電源 | ANTEC NeoECO Classic NE550C | ¥5,282 |
OS | マイクロソフト Windows 10 Home 日本語版 HAJ-00065 | ¥15,028 |
合計 | ¥90,363 |
パーツ構成は違いますが、組み立て方法などとても参考になる動画です
まとめ
トレード用パソコンに求められるスペック
- CPUはintel Core i5、AMD Ryzen5以上
- メモリーは最低限8GB、16GB欲しい
- SSDは必須、最低限256GB
- ビデオカードは別に用意、NVidiaGTX1650以上
パソコンは自作するのが今後パーツの増設や交換を考えるとおすすめです。
ですが、自作はハードルが高いと思いますので似たような構成ができるBTOパソコンでも大丈夫です。記事を参考に似たような構成のを探してみてくださいね